定林寺、水谷勝隆・勝美の墓

岡山県高梁市和田町にある玉叟山定林寺。
曹洞宗。
本尊は釈迦如来。

寛永二十年、下館より水谷勝隆が備中松山へ移封した際、定林寺を移したと云う。
水谷氏は元結城氏の家臣筋。永享十二年の結城合戦の折、安王・春王を迎える事に家臣が反対する中で結城氏に従ったなど事がよく知られる。
下館城を本拠とし、江戸時代には大名となって松山へ移封したが、
元禄六年に勝美の死去で無嗣断絶した。ただし一族が旗本として再興したため家名は残った。

水谷勝隆・勝美の墓
市指定重要文化財。
境内墓地奥に参道あり。34.791620, 133.621935。
それぞれ右側に台座のような物もある。

右が水谷勝隆の墓、備中松山藩水谷氏初代。
大龍寺殿前勢州太守鐵山全性大居士。

左が三代・水谷勝美の墓
隆昌寺殿前羽州太守天山全長大居士。

勇士墓
勝隆・勝美墓の参道入口にある。
大坂の陣において戦死した五十六名の家臣供養塔。

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