高知県高知市大津にある白太夫神社
33.572024, 133.601008に参道入り口。
菅原道真の従者・松本春彦を祀った神社と云う。
松本春彦は白太夫とも云い、
伊勢出身だったが、承和十三年に京で菅原道真に仕えた。
菅原道真の大宰府左遷においては共に付いていった。
延喜三年に道真が死去すると、土佐へ流された道真の子・菅原高視に遺品を届けるべく、
土佐大津まで来たが病にかかり雲門寺で死去したと云う。
のち神社が建てられ祀られた。
社殿
社殿右手前に松本春彦の墓への入り口がある。
松本春彦(白太夫)の墓
石垣がめぐらされた段の上に墳墓らしき物がある。
五輪塔などの石塔パーツが一箇所に固められ「白太夫松本春彦墓」の石碑もあり
向かいに石祠。
こちらも五輪塔が周囲に集められている。
池上弥三郎・森本茂吉の墓
堺事件において切腹した大津出身者。
鳥居付近、参道とは別に上がる階段があり、忠魂碑左隣にある。
慶応四年二月十五日、フランス兵が堺において上陸し測量や狼藉を働いた。
土佐兵が出動し銃撃戦の末、フランス兵十一名が死亡。
是に怒ったフランス側は抗議し、結果出動した兵二十名に死刑が決まる。
二十三日、妙国寺において切腹が行われ、十一名が切腹した段階で中止となった。
・池上弥三郎(右)
正面:忠法光則居士
右:
慶應四辰年二月廿三日
土佐池上彌三郎藤原光則 行年三十八歳
・森本茂吉の墓(左)
正面:
右:
慶應四辰年二月廿三日
土佐森本茂吉藤原重正 行年三十九歳