龍文寺、陶氏墓所、益田兼尭の墓

山口県周南市長穂門前の鹿玉山龍文寺。
永享元年に陶盛政が建立した寺院。陶氏代々の菩提寺。

永正二年、陶興房が龍文寺の公用に鉄造茶釜を造らせた。紀年銘のある茶釜で市指定文化財になっている。
ほか、木造釈迦如来坐像も市指定文化財。

若山城で陶長房が杉重輔に攻められた際、長房は周防神社祭礼踊りに紛れて龍文寺へ逃れ自害した。この時の踊りが陶氏供養として続き、念仏踊となって県指定無形文化財になった。

本堂

陶氏墓所
境内には陶氏累代の墓所がある。
古墓数十基が並んでいる。銘入りの物も幾つかあるが、特定されているのは陶興房室と益田兼尭のみと云う。

益田兼尭の墓
石見益田氏十五代。
島根県益田市にある墓は良く知られているが、此方にも墓石がある。
此処にあるのは娘が陶弘護に嫁いだ為か。

□國瑞兼居士 文明十七年乙巳五月廿三日

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