龍潭寺

愛媛県西予市城川町魚成にある禹門山龍潭寺。
曹洞宗。本尊は釈迦如来。

城川町の巨大寺院。最盛期には末寺五十六も有していた。
元享三年、中尾坂城主の平采正吉貞により徳翁正呈禅師が開山。当初は龍天寺で古奈良谷にあった。
康正元年、薩摩の島津元久の子である仲翁守邦禅師によって中興開山。寺を現地に移転させ龍潭寺と改めた。丸に十の字や島津の名前があちこちにあるのはこの為なのだろう。
その後、魚成の領主であった西園寺十五将の魚成豊後守通親が七堂伽藍を整備している。

偃月橋
嘉永二年に再建された橋。
昭和四十四年に改築。

禁制
小早川隆景が伊予へ入った折と、浅野長政が太閤検地で龍潭寺にとまった際に出した禁制

仁王門。
宝永四年に再建された物。
仁王像は天保十一年に周防の日野岩城義光の作と云う。

山門
活秀方文の建立と云う。

中雀門

庫裏
文化六年の再建

禅堂
文政六年の再建

本堂
享和三年の再建。
背後には開山で島津元久の子である仲翁守邦開山堂がある。

水鉢

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