西国寺

広島県尾道市西久保町にある摩尼山西国寺
真言宗。本尊は薬師如来。

天平年間に行基の開基という寺院。
治暦二年、火災で焼失したが、住職慶鑁が仁和寺性信法親王および白河院を頼って復興された。
永和年間に再度焼失したが守護山名氏により再興。
至徳三年には金堂が建立。
永享年間には山名宗全により伽藍が整備された。

慶応四年十月、神機隊を結成させた木原秀三郎により、京都有事の出動部隊として回天軍第二起神捷隊が結成された。地元の竹内要助ら二百三十名ほどの規模があった。この時屯所とされたのが西国寺。のち神機隊に統合される。

仁王門
県指定重要文化財。
仁王ともに安土桃山の作。

持善院
塔頭。慶鑁の開基。
文化文政年間に水害を受けたが、文政十二年に再興という。
昭和五十一年、裏山崩壊により被害を受けたが、平成六年再興。

金堂
重要文化財。

鐘楼

英霊殿
元は経蔵という。
昭和二十九年、戦没者の供養に使用された。

金堂への接続の階段。

大師堂
入口に唐門あり。

三重塔
工事中のため上がれず。

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