中村城(土佐)

高知県四万十市中村にある中村城

公園・資料館化しているため簡単に訪れることができる。
32.995926, 132.931647の東城、
32.998608, 132.929113の中の森の二か所に駐車場あり。
主郭を為松城ともいう。

主郭東に資料館のある二の丸、主郭・二の丸中間南に桜の段。
東に東城(三の丸)、北西に中の森が残っている。
中の森より北には御城詰・今城等の曲輪群が存在したが、団地形成のためか山ごと消滅している。
団地名を丸の内と呼ぶのは城の名残か。

土佐一条氏の城。
応仁二年、一条教房が戦火を避けて土佐へ下向。
この時に築城され、為松氏が城主として置かれた。
天正元年、長宗我部氏らにより一条兼定が追放され内政が擁立されると、加久見左衛門ら反対派が中村城を攻撃した。
のち、長宗我部氏の手に渡ったのちは吉良親貞が在城したと云う。

慶長十八年には土佐中村藩二代・山内政豊によって石垣が修築されたが、
元和元年の一国一条令で廃城に。

東城
石碑に三の丸。
駐車場になっている。

桜の段

桜の段北堀切

桜の段北堀切の石垣。
山内政豊修築時のものと云う。

主郭
為松城と呼ばれた区画。
公園化し遊具もある。

中ノ森
城北西側の曲輪。
駐車場になっている。

中ノ森付近の土塁。
一部土塁が道沿いにある。

二の丸
土塁に囲まれた曲輪。
模擬天守型の資料館がある。
再訪時にはリニューアルしており、内部が綺麗になっていた。

二の丸土塁

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