花房氏墓所

岡山県小田郡矢掛町横谷の妙泉寺にある花房志摩守一族墓所

花房志摩守一族墓所として重要文化財指定。

花房氏は元々宇喜多氏に属していたが、家中の騒動によって出奔。
のち花房正成は徳川に仕えて横谷で旗本となった。
ここの付近に館があったと云い、西の山腹へ妙泉寺を建立し、道を整備したと云う。

墓所は元々、江戸の池上本門寺にあったそうだが、十三代・花房正幸により現地へ移されたという。
中央に江戸初期の墓二基、右手に歴代供養塔、九代・正理の墓、
左手に十二代正徳・十三代正幸の墓がある。

中央の四基
江戸初期の墓。
銘が読めそうで読めない。うち一基がかろうじて正成と判った
五輪塔一基、宝篋印塔三基。

初代・花房正成の墓
花房正幸の子。
志摩守。江戸初期の墓の四基のうちの一つ。
基礎部分に法悟院殿・・が読めた。
法悟院殿祝山宗悦大居士
元和九年十二月八日没。

九代・花房正理(右)
志摩守。安政四年五月九日没
松嶺院殿西泰庸道大居士。

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