細川頼之館、円通寺

香川県綾歌郡宇多津町田町にある細川頼之館。

円通寺のある場所にあったという。
34.305104, 133.827684
細川頼之は細川氏六代。
頼春の子で、従弟で宗家の清氏を討ち、頼春系が宗家に成り代わる。
幕府では管領を務め、康暦の政変での失脚等で知られる。

遺構らしきものは無いが、館地関係として館の石碑・頼之手植え松・細川氏供養塔がある。

円通寺は有弘法印が創建した寺院。
青松山観音院円通寺。
真言宗御室派。
本尊は如意輪観音
かつては大きな寺院だったそうだが兵火で焼失し、延宝三年に現地へ移転した。

円通寺の松跡
天然記念物で樹齢六百五十年、細川頼之手植えの松という。
跡となっているので枯死?

細川頼之館石碑

本堂
本尊の如意輪観音座像は宇多津町指定文化財。
南北朝期の作という

細川氏の供養塔
境内にある南北朝期の五輪塔。
各パーツは綺麗に残っており、宇多津町指定文化財になっている。

コメントを残す