極楽寺・安楽寺

岩手県北上市稲瀬町内門岡にある極楽寺

この場所は国見山廃寺があって国指定史跡にもなっている。
国見山廃寺は平安前期に創建された山岳寺院。
平安中期ごろから堂塔が建立され栄えていった。奥州藤原期には失われたと云う。

極楽寺は坂上田村麻呂のによる創建と云い、
天安元年、極楽寺を定額寺に指定。
承久三年、河野通信が承久の乱で宮方に属し敗れたため、陸奥に流罪となり極楽寺に入った。

通信は上台坊に入り貞応二年に死去。
上台坊は安楽寺と改めて残っている。

国見山極楽寺
真言宗智山派。

極楽寺石塔婆
このうち八基が県指定文化財。
二基が延慶年号、五基が最教の建立。

国見山廃寺五重跡
珍しく高い場所にある。
現地には礎石が残っている。

上台山安楽寺
岩手県北上市稲瀬町上台。極楽寺より南にある。
元極楽寺上台坊。
真言宗智山派。
河野通信最後の地であり、暫く東に行くと墓がある。

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