常福寺

岩手県遠野市新町にある常福寺

金円山。時宗。清浄光寺末。
本尊は阿弥陀如来。

根城・遠野南部氏の甲斐時代からの寺院という。
正平二十二年、根城南部氏七代の南部信光が甲斐に西沢山神郷寺を創建。
のち根城への本拠移転で八戸へ移った。
応永十八年、高波が引いた跡から浜に阿弥陀如来と鰐喰いの鉦を見つけ寺宝に。よって海浮山仏浜寺に改めた。

寛永四年、二十二代・南部直義の代の遠野移転にも従い、現地へ移転し現在の寺号になったという。

また、阿弥陀如来と愛宕延命地蔵像は市指定文化財という。

紋は九曜

愛宕延命地蔵尊
遠野市指定文化財。
境内にある、目立つ仏像。隣に説明看板が立つ。
享保二年、豪商両川覚兵衛が小友金山全盛期に愛宕神社へ奉納したという。
明治の神仏分離令によって常福寺へ預けられた。

本堂
正面の向唐破風のすぐ真横に入母屋破風の玄関が並ぶ。

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