正善寺

愛媛県西条市丹原町今井にある正善寺

生木山。高野山真言宗。
四国遍路番外札所。

少し南の福岡八幡麓、飛び地になっている生木地蔵が有名。

開基は弘法大師とも。元は別地にあったという。
天慶四年、河野好方が藤原純友の乱での戦勝祈願が叶った為、具足一領・羽鏑矢二筋・米十二石・栗八石を寄進。
万寿二年、河野氏の諸士頭久間弥太郎成俊が、地蔵前拝殿雨覆・灯籠十二張・戸張一張寄進

暦応三年、河野通堯(通直と改)が寺地を移転。
慶長十九年、焼失。
貞享二年に再興し、翌年に生木地蔵覆屋が建立という。

境内の堂

生木地蔵
別格霊場十一番。

霊木楠
樹齢千二百推定。
元は本堂と大師堂間にあって弘法大師が地蔵菩薩を掘った場所と云う。
生木山の山号は、生きた木の中で掘った為。
昭和二十九年の台風で倒壊。

雨乞石
南無阿弥陀仏の銘、元禄十年。

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