稲爪神社

兵庫県明石市大蔵本町にある稲爪神社

越智益躬所縁の神社。

34.646078, 135.004102にあって
南に入口がある。駐車場は無いと思い込み歩いてきたが、北側にある様だ。

越智益躬は伊予の越智河野氏の当主。推古天皇代の人。
小千御子から数えて十五代目。
越智百男の子。

推古天皇の代に、百済方面から鉄人と云う人物を大将とした軍が肥後へ上陸。
各所から討伐軍が向かったが鉄人軍は強く苦戦を強いられた。
この時、伊予から参戦していた越智益躬は一計を巡らし、
一端鉄人軍に降り、信用を得て都へ攻め登る案内役となる。
播磨まで鉄人軍を通し、完全に信用しきった頃合いを見て、蟹坂で鉄人を急襲。
益躬が鉄人を足裏目掛け射て、倒れたところを郎党が首をとった。
鉄人の軍は混乱して散り散りとなり、逃れたり討たれたりした。

益躬はこの時の勝利を神の恩とし、此処へ大山積を勧請した。

また、この神社に大蔵谷の牛乗という神事あり。
益躬が鉄人を討ち取った際、鉄人の乗っていた黒牛が元になっていると云う。

社殿
越智氏の紋多数あり。

附、
神社のさらに西へ進むと和坂という場所がある。
読みが「かにがさか」と云い、鉄人討伐の地はこの辺りか。

蟹塚
弘法大師の蟹退治伝説がある。
大道サクラ公園34.656828, 134.977479にある。

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