浮牛城

岩手県北上市口内町松坂にある浮牛城

浮牛要害。
39.297783, 141.203998に登り口。駐車場は無いので注意。

主郭を中心に周囲を一段低い曲輪が取り巻く。
南の平地に二の丸を置き、かつては堀で囲んでいた。北東側には堀切もあるという。
その他、周囲には小路の地名が城下町の名残りを残す。


元は前九年で知られる安部貞任が築城し、牛三頭を生き埋めにして鎮護としたという。
中世には江刺氏氏一族の口内氏の城になったという。
天正年間には江刺兵庫頭重恒が修築し、口内帯刀が入った。
天正十八年、葛西氏が滅んだ後は伊達氏領になる。
南部氏との領境のため、江戸時代に入っても要害として維持され、何度か城主が入る。

元禄八年、中島利成が二千五百二十四石で入ったのち城主は代わらず。

登り口

主郭周囲を取り巻く曲輪

主郭部

武彦神社跡
中島氏の祖・中島宗意を祀ったもの。
元は不動堂が経っていたそうだが、移転させて館神社として設置した。
石碑は以後の由緒が読みにくかったが、武彦神社と称したのは明治十一年という。
社殿は破損の為浅間神社へ遷宮。

水が溜まっている場所。
石垣が組まれており井戸跡か。

二の丸
標柱のみ建つ。

コメントを残す